当サイトの参考文献はこちらからご参照ください.
また,記事中に誤植と思われる箇所を見つけた場合,お手数ですがお問合せフォームからご連絡していただきますと幸いです.

【速報分析】令和8年度 大学入学共通テスト 数学Ⅱ,数学B,数学C

この記事では,2026年度 大学入学共通テストの「数学Ⅱ,数学B,数学C」をはじめとする数学②の分析記事です.

解答速報を掲載した記事ではございません.また,問題や解答の掲載は行っておりません.
この記事は試験終了直後に編集しておりますので,誤った情報を掲載している可能性があります.順次,新たな情報の追加・誤った情報の修正等を行っていきます.

この記事は,数学②の本試験・追試験合わせて計2科目の試験の分析を掲載しています.

数学①の分析は,以下の記事をご覧ください.

基本情報

  • 試験: 令和8年度 大学入学共通テスト 本試験
  • 出題教科: 数学②
  • 出題科目: 数学Ⅱ,数学B,数学C
  • 試験時間: 70分
  • 満点: 100点
  • 実施日時: 2026年1月18日(日)15:00~16:10
  • 本試験の出題内容・出題形式: 以下の通り(※難易度はMathAbyssによる主観的な情報です)
大問構成出題分野配点難易度備考
第1問図形と方程式15標準
第2問三角関数15やや易
第3問微分法と積分法22標準
第4問数列16標準選択問題
(3題選択)
第5問統計的な推測16標準
第6問ベクトル16標準
第7問平面上の曲線と複素数平面16標準

今年度の特徴

  • 全体評価は「標準
  • 第1問は「図形と方程式」から出題されました.昨年は「三角関数」から出題されました.
  • 第2問は「三角関数」から出題されました.昨年は「指数関数・対数関数」から出題されました.
  • 第3問では,3次関数のグラフと直線で囲まれた図形の面積を積分で求める問題が出題されました.共通テストの本試験では今回が初めてです.
  • 第5問では,新課程で新たに加わった「仮説検定」に関する問題が昨年に引き続き出題されました.母比率の片側検定の問題でした.
  • 新課程で新たに加わった第7問は,「平面上の曲線」と「複素数平面」の両方から出題されました.昨年は「複素数平面」のみからの出題でした.

総合分析

MathAbyssによる全体の評価は「標準」です.

大問数は7つで,第4問~第7問はこのうち3題を選択して解く形式になっています.大問構成は昨年度とほぼ同様です.第1問について,昨年は三角関数からの出題でしたが,今年は図形と方程式から出題されました.また,第2問について,昨年は指数関数・対数関数からの出題でしたが,今年は三角関数から出題されました.設問数は31でした.

ページ数は33~34ページ(大問の選択によって異なる)で,昨年度の29~32ページ(大問の選択によって異なる)と比べて,1~5ページ(大問の選択によって異なる)増加しました.
選択形式の問題は54~61個で,昨年度の37~40個(大問の選択によって異なる)と比べて,14~24個(大問の選択によって異なる)増加しました.

設問別分析

第1問

図形と方程式に関する問題が出題されました.誘導が丁寧であり,慣れていれば解きやすい問題であるため,「標準」と評価しています.

2つの円と直線についての問題が出題されました.
(1)は2つの円の半径と中心間距離についての問題,(2)は共通弦についての問題,(3)は(1)と(2)の誘導に従って,絶対値を含む不等式を場合分けし,それが表す領域を選ぶ問題でした.
誘導に乗ることが鍵となる問題でした.

第2問

三角関数に関する問題が出題されました.和積の公式の導出などの典型的な流れと,それを誘導とする問題であるため,「やや易」と評価しています.

昨年度は第1問で三角関数の問題が出題されましたが,今年は第2問での出題となりました.(1)は加法定理を用いた和積公式の導出であり,(2)で(1)を用いて$f(x)$を1つの三角関数に合成した後,(3)で定数を含む三角関数を含む関数$g(x)$の最大・最小について問う問題が出題されました.

第3問

微分法と積分法に関する問題が出題されました.新傾向の問題もありましたが,微分して極値を求めたり,積分して面積を求めたりといった典型的な処理で解ける問題であるため,「標準」と評価しています.

極値などの条件から3次関数の概形を調べ,面積などを求める問題が出題されました.
(1)は3次関数の極値を求める問題で,(2)は$g(x)$に関する条件を追加してグラフの概形を段階的に絞り込む新傾向の問題でした.
与えられた条件はシンプルなもので,計算量は多くありませんでしたが,共通テストで頻出の,定積分の図形的解釈と増減の把握が鍵となりました.3次関数のグラフと直線で囲まれた図形の面積の積分計算が,共通テストの本試験で登場したのは今回が初めてです.

第4問

数列に関する問題が出題されました.「等差×等比」の数列の和を求める典型的な流れであるため,「標準」と評価しています.

階差数列に関する問題が出題されました.
(1)は階差数列を用いて数列の一般項を求める典型的な問題で,(2)は「等差×等比」の数列を階差数列とみなし,差の形に変形して和を求める問題が誘導付きで出題されました.(3)は(2)と同様の考え方で解く問題でした.
全体的に計算量が多く,どのような形に式変形したいのかを考えて計算する必要がありました.

第5問

統計的な推測に関する問題が出題されました.母比率についての片側検定が問われましたが,落ち着いて誘導に乗れば解ける問題であるため,「標準」と評価しています.

資格試験の合格率に関するデータが題材となっていました.
(1)は合格率を正規分布に基づいて求める問題,(2)は昨年度からの新課程の内容として,母比率の検定に関する問題が出題されました.片側検定の問題で,誘導に従うことで解きやすかったのではないでしょうか.(3)は標本のサイズによる検定結果の変化が問われました.

第6問

ベクトルに関する問題が出題されました.点の存在範囲は代数的な計算と幾何的な解釈の結びつきをしっかり理解する必要がありますが,難しい問題というわけではないため,「標準」と評価しています.

昨年度は空間ベクトルでしたが,今年は正六角形が題材となった平面ベクトルの問題で,与えられた式を満たす点の存在範囲について考える問題が出題されました.
(1)は$\rm M$が具体的に与えられているので確実に解いておきたい問題です.(2)は$\rm M$の位置に依らない状況について考える問題で,(3)は(2)の条件下で$\rm P$の存在範囲を求める問題です.
後半は与えられた式の図形的解釈が鍵となる問題でした.(3)の(ii)は新傾向の問題でした.例年見られる内積の計算は出題されませんでした.

第7問

平面上の曲線と複素数平面に関する問題が出題されました.最後の問題は差がつきやすいですが,複素数が描く図形に関する問題に慣れていれば解ける問題であるため,「標準」と評価しています.

昨年度は複素数平面のみの出題でしたが,今年は平面上の曲線からの出題もありました.$w=z+\dfrac{1}{z}$による変換について問われ,$z$が固定されている場合と,円周上を動く場合について考える問題でした.
(1)は確実に取っておきたいです.(2)は極形式にして$w$の軌跡を考える問題,(3)は$w^2$の軌跡を考える問題です.
内容はやや複雑ですが,丁寧な誘導に乗ることで解ける問題です.

追試験

追試験終了後,問題を入手次第掲載いたします.

基本情報

  • 試験: 令和8年度 大学入学共通テスト 追試験
  • 出題教科: 数学②
  • 出題科目: 数学Ⅱ,数学B,数学C
  • 試験時間: 70分
  • 満点: 100点
  • 実施日時: 2026年1月18日(日)15:00~16:10

数学Ⅱ,数学B,数学C

全体的な難易度は   でした.

難易度はMathAbyssによる主観的な情報です.
以下の表における大問構成・出題分野・配点はすべてMathAbyssによる予想です.確定情報ではございません.

大問構成出題分野配点難易度(昨年比)備考
第1問三角関数15
第2問指数関数・対数関数15
第3問微分法と積分法22
第4問数列16選択問題
(3題選択)
第5問統計的な推測16
第6問ベクトル16
第7問平面上の曲線16

2027年度 大学入学共通テストに向けて

今年度のデータ

大学入試センターによる各種データの公開後,順次掲載いたします.

教科科目受験者数平均点最高点最低点標準偏差
本試験数学②数学Ⅱ,数学B,数学C
追試験数学②数学Ⅱ,数学B,数学C

昨年度のデータ

数学②の本試験における基本データ

教科科目受験者数平均点最高点最低点標準偏差
本試験数学②数学Ⅱ,数学B,数学C28556351.56100024.20
追試験数学②625

数学②の本試験における受験者数・平均点の推移

教科科目2021
第1日程
2021
第2日程
2022202320242025
数学②数学Ⅱ,数学B/数学II,数学B,数学C受験者数3196961238321691316728312255285563
平均点59.9337.4043.0661.4857.7451.56

2027年度の変更点

現在のところ,大きな変更点はありません.

今後の傾向予想と対策

後ほど掲載いたします.

タイトルとURLをコピーしました